未成年の学生ローンは違法?

現在の学生ローンの大半は二十歳以上の成人した人のみが契約できるというようになっています。このことから「未成年が学生ローンと契約するのは違法だ」と考えてしまう人もそれなりにいるのですが、実際には別に違法だということはありません。貸す側と借りる側、この場合は学生ローンを運営する貸金業者と学生がお互いに納得して契約を締結したのであれば、それは契約として有効なものになります。
ただ二十歳以上が原則とされているのには理由があり、それが民法上の規定である「未成年者は単独で法的に有効な契約ができない」ということです。
現代の日本において、未成年者というのは一般的に親からの保護を受けて生活をしている存在であり、単独で生活をするものではないとされています。これは未成年者は保護者の保護を受ける代わりに権利を制限されるということであり、このことは未成年者の契約行為についても影響を及ぼしているのです。未成年者が単独で有効な契約をできないという民法上の規定がある以上、学生ローンと言えども未成年者と勝手に契約をすることは出来ません。契約書を作ることができたとしても、未成年者が一人で契約したということは法律に照らし合わせれば、違法ではないものの法的に無効な契約となってしまうからです。
そのため学生ローンの一部の18歳以上であれば契約が出来ると言うようにしているところは、親の同意書の提出が求められることが多くなっています。こうしておけば親が同意をしたのだから法的に有効だという言い分が立つわけです。
まとめると未成年者が単独で学生ローンと契約するのは違法ではないものの、民法上の規定があるために単独での契約はできないということになります。
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